ざっくりと、あらすじ(刀語だけに)

 

 

「鉋」

 

かんな、と読むようである。

鉋(かんな)は、木工用の工具の1種で、主として材木の表面をけずって加工する目的で使われる。
wikipediaより
「鉋」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%8B
最終更新 2016年8月24日 (水) 12:21

第一話のタイトルが「鉋」であり、鉋とは木工用の工具だからといって、別に当作品が「大工のサクセスストーリー」ではないことをここに明示しておきたい。

 

別に木材を加工したり、設計図を書いたり、家を建てたりするような描写はこの本には一切ない。

 

そのような描写を目的にこのページに訪れた人がいたとしたら大変申し訳無い。

ならば、タイトルの「鉋」とは一体何を表すものなのだろうか?

 

確かなことは大工用品ではないという事。

 

そして、この本のタイトルは「刀語」である。

 

刀について語る本である。

 

つまりは鉋は刀にまつわる何かなのだろう。

 

この予測は極めて妥当であり、至極正しい。

よって正解である。

 

この本では主に「鉋という刀」が登場する。

 

この刀、名刀である。

 

それが故に強い毒を持つ。

「無性にに誰かを切ってみたくなるという毒」を持つ。

 

そんな刀が12本ある。

名工「四季崎記紀」が作りし名刀12本の内、一本が「鉋」である。

この刀を始まりとして、「四季崎記紀」が作った完成形変体刀12本を巡る話である。

その12本を巡る、二人の男女。

 

鑢七花と奇策師とがめである。

 

鑢七花

虚刀流第七代目当主である。

 

虚刀流とは「刀を使わない剣法」である。

 

それ「拳法」じゃないの?

という疑問は度々出現するが、本人曰くあくまでも「剣法」である。

 

刀を巡る冒険においての主人公が「刀を使わない剣士」という所が面白い所である。

 

尚、この虚刀流は伝説的に最強の剣法であり、6代目当主は「英雄」扱いである。

 

でも、なんやかんやがあり、島流しにあっている。

 

奇策士とがめ

「策を練るのが策士ならば、奇策を練るのが奇策士である私の役目だ」

こんな台詞を吐く、童顔の女性である。

 

何を言っているんだ?と思うが、大層長い肩書を持っている軍務におけるとっても偉い人である。

 

幕府に仕えるが幕府に恨みを持つ人間である。

 

今回の幕府の命令が「名刀である12本の刀を蒐集(収集)してこい」という事であったので、その旅の戦力として鑢七花の元へと訪れる。

 


感想、レビュー

アニメ版で既に全話視聴済である。

 

というか面白すぎて3周くらいアニメを見ている。

 

だからラノベの方も購入したという次第だ。
(ちなみに全巻一括購入した)

表紙にしろ、途中の挿絵にしろ「とても素晴らしい」としか言いようがない。

 

和風の絵柄というのはやはり好きである。

  • 最初に見た時は、どうにもデフォルメし過ぎていて緊迫感に欠けるんじゃないか?
  • 最近のぷよぷよの絵柄に似ているなぁ。

なんて思ったが良い絵柄である事は確かである。

そして結果としては、十分に物語に引きこまれた。

内容としては、やはりアニメの後に見ているので、「アニメ版では時間の関係上削られていた箇所」、「アニメ版では構成的に削られていた箇所」に非常に注目した。

 

とはいっても、どちらが前者でどちらが後者であるかの確証ないのだが、私見ではその両者の分別をしていた。

  • 要は物語の終盤を大きく盛り上げるために、わざと情報を削っている
  • 蛇足的になりがり、または展開にスピード感なくなる、なんて理由から情報を削っている

と思えた箇所があった。

 

だから、アニメ版とはまた違った印象を持って購読する事ができた。

 

やはり文章であるから心理描写についての比重が大きく、それがまた違った観点からキャラクターを楽しむ事ができた。

 

真庭忍軍の中では蝙蝠が一番魅力的であると感じた。
(きゃはきゃは、なんて笑い声はアニメ版を見なくても非常にキャッチーである)

 

ちなみに一番かわいいのは当然ながら真庭ペンギンである。

 

ラノベ版で絶対的に良いのは「アトガタリ」が読める事である。