ライブの爆発で終える命も悪くない

「みんなにカウントダウンとかしてもらって、ライブの終わりみたいな感じでやって欲しい。」

最近ふと、そんな事を思った。

疲れているのだろうか?いやまぁ、きっとそんな事はない。発想は奇抜であるが、思考はむしろ正常だ。

つまりは徐々に衰えていく体とか、ただ死ぬことを先延ばしにした延命治療とか、それに苦労させられる大切な人とか、そういうのを私は見たくないのだ。きっと多くの人がそうであるはずだ。

安楽死が認められないのは、それが儲かるからであって、辛い状況を延々と続けて成果も何もない状態こそが素晴らしいなんて多くの人は思わないはずだ。少なくても私は思わない。

安楽死と同様、大爆発して命を終わらせるなんて事はきっと利権団体から認められる事はないのだろうが、それでもちょっと考えてみたい。

解散ライブの告知的な

まずはライブの告知である。ライブと言っても演奏がメインでもないし、生きる訳でもなくダイする訳であるから言い回しは不思議な感じがするけれども、一般的にすっごい盛り上がって大きな事をする、というくらいの意味でのライブの告知である。

「イロトカタは齢90を超え、妻は他界し、子供と孫の顔には見飽きたし、会う度に小遣いをせびられるのにはうんざりし、小遣いの話が終われば次は遺産の話になる展開に飽き飽きしております。人生においてやる事はやりきった感があり、例えるならばドラクエのゲームクリア後の世界を延々とプレイさせられるような虚無感に包まれております。よってイロトカタは何年何月何日に解散ライブを行なう事に決定致しました。開催地は東京ドームでの公演を予定しておりますが、参加者の皆様も、そこまで辿り着けるような体力をお持ちでない方もいらっしゃるでしょうから、生でのライブ配信も予定しております。皆様のご参集をご期待しております。」

みたいな感じで告知をする。なんなら「チケットぴあ」なんかにも掲載して人を募る。別に知り合いが大していなくてもいいだろう。

プログラムは以下の通り

  1. 登場(大物芸能人風に)
  2. これまでの人生をラップ風で演奏(歌詞よりもリズムの楽曲でいい感じにさせるのが重要)
  3. 場の雰囲気を良くするために「ヘイッ!」とか「オラオラどうしたぁぁ~」みたいな勢いで盛り上げる
  4. 私の人生だから作れた物がある!みたいないい感じの台詞を言ってライブ感を出す
  5. B’zのウルトラソウルを流す(結局は大物の力に助けてもらう、絶対盛り上がる)
  6. B’zのウルトラソウルの「ハイッ!」を叫んだ所で爆発する(ここで死ぬ)
  7. アンコールはない、物理的に無理。(でも要求はして欲しい)
  8. 終了
  9. グッズ販売(これによって神格化される可能性を狙う)

こんな感じで終了する事ができれば、結構な爽快感があるだろうし、後腐れもない気がする。埋葬の費用も必要ないし、ライブDVDの作成をしておけばお墓の契約の不要である。会いたい時はそのDVD(笑)を見ればいいのだから。

笑わせて死ぬ方がいいだろう

まぁ、多少はおふざけが入っているけれど、こういう感じの死に方があってもいいんじゃないだろうか?

自分の人生の終わり時を自分で考えて作って、残される人達に辛いを思いをさせないで、金銭の苦労も掛けないで、明るく終了していく。そういう死に方もアリだと思うのである。

「ふざけるな!命をそうやって面白可笑しく使うな!」とか言う批判はあるかもしれないが、私が私の命をどう使おうと勝手であるし、大切な他人の人生を暗く重く染める方がふざけている。大切な人間を悲しませる事が良い訳がないだろう。ならばふざけて終わった方がよっぽど真面目である。

病気の診断から延命治療から葬儀から供養まで。さらには一周忌やら墓参りやら墓の契約やら。一人の人間の死に対して費やされる金銭と苦労と悲しみの質と量が多すぎるのである。そっちの方が絶対にふざけている。

どうして自分の最後に他者の苦しんだり悲しんだりする表情を見なければいけないのか?ならば阿呆みたいな事をして皆に笑ってもらって終わった方が気分が良いはずだ。

という訳だから「死ぬ時は大爆発して死にたい」と私は思う。